【№388】腹式呼吸の原理

こんにちは

名古屋市中区千代田にある

スモールジムWell代表トレーナーの

室谷亮介(むろたにりょうすけ)です。

 

さて、先週あたりからレッスンの最後に取り入れ始めた「腹式呼吸」。

なかなか苦戦しているメンバーさんが多いです。

腹式呼吸は、息を吸った時にお腹が膨らみ、息を吐いたときにお腹が凹む呼吸です。

 

勘違いしている方がたまにいらっしゃいますが

吸った空気がお腹に入るからお腹が膨らむわけではありません。

空気は肺にしか入りません。

 

肺の下には横隔膜という肺・心臓とその他内臓のスペースを区切っている膜があります。

肺に空気を入れる場合、肺が大きく膨らむためのスペースを確保する必要があるため横隔膜が下がります。

そうするとその分内臓のスペースが狭くなってしまい

狭いままだとまずいためお腹が膨らむという仕組みです。

 

これが出来ない方ももちろん毎日呼吸はしているわけですが

その方は胸式呼吸がメインになっていると思われます。

胸式呼吸は肺が膨らむスペースを肋骨を広げることで確保する呼吸法です。

 

本来は腹式呼吸と胸式呼吸はどちらも自然に同時に行っているものですが

どちらかが出来ないと、出来る方が倍頑張ったり、吸う空気が少なくなってしまいます。

 

説明が長くなってしまいましたので

明日は腹式呼吸が出来ないことで起こる弊害について

書いていきます。