【№199】肩が悪いから肩が痛いとは限らない

こんにちは

名古屋市中区千代田にある

スモールジムWell代表トレーナーの

室谷亮介(むろたにりょうすけ)です。

 

本日はレッスンをしている際に

メンバーさんとの会話で感じたことを記していきます。

 

そのメンバーさんは右手でバンザイを

するような姿勢をした時に右肩に痛みが出ます。

介護職というお仕事柄、重たいものを持ったり

料理をしたりと肩に負担が来ることが多いので

肩の痛みを解消したいという思いでジムに通ってくださっています。

 

本日もレッスン中に

「肩が痛いということは、ここが(痛い部分が)悪いということですよねー」

ということを言われました。

痛みが出ている箇所は、組織が傷ついていたり

炎症していたりしますが

必ずしも痛みが出ている部分が原因とは限りません。

 

その方は肩甲骨の動きが少し悪いです。

バンザイをするときは肩甲骨と肩が連動して動きます。

肩甲骨の動きが悪いと、肩が余分に動かなければいけません。

 

また、その方の立ち姿勢は前に向かって弓なりに

反っているような姿勢(スウェイバック)なので

その姿勢だと胸が丸くなりやすく、そうすると肩甲骨が動きにくく

肩に負担がかかってきます。

 

このように、肩が痛いからと言って

肩が悪いわけではなく肩を鍛えたりストレッチをしても

良くならないことをもあります。

 

その方の栄養状態や休養状態によっても

身体の痛みの出やすさは変わっていきます。

 

どこかが痛くてもその部分をピンポイントで見るのではなく

「そこに痛みが来るということは原因はどこにあるのだろう?」と

考えてもらうといいと思います。

 

なかなか自分では考えられないと思いますので

その時は一度ご相談ください。